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事故防止呼び掛け カーシェア協、ボランティアに講習 石巻

高橋検査課長(左)の指導の下、運転のシミュレーションをする参加者

 石巻市の一般社団法人日本カーシェアリング協会に所属するボランティアドライバー向けの安全運転講習会が、同市山下町2丁目の石巻自動車学校で行われた。参加者は講話やドライブシミュレーター体験に臨み、事故防止への意識を一層高めた。

 ボランティアドライバーは地域で車を共同利用する「コミュニティ・カーシェリング」で運転を担当する。約10人が参加した。講話では石巻署交通課の署員が県内の交通死亡事故で高齢者の死者が約6割を占めることや、10月は夜間や夕暮れの事故が多い傾向があることなどを説明した。

 自動車学校のドライブシミュレーター体験もあった。画面の端から現れる横断歩行者や子どもに対し、ブレーキを踏んだりアクセルを緩めたりする反応時間を計測した。同校の高橋俊一検査課長が講師を務めた。

 地域で約70人がコミュニティ・カーシェアを利用するあゆみ野地区のドライバーを務める萬代公仁彦さん(55)は「反応の遅れや誤操作もなく運転できたが、過信することなくこれからも緊張感を持って運転したい」と話した。

 講習会は9月29日にあった。

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